WebDriver (Selenium 2.0) は、ダウンロードパッケージが細かく分かれている。 クライアント側はプログラミング言語ごと、サーバ側はブラウザごとにパッケージを選択する。
とにかく試してみたい人
SeleniumHQ サイトのダウンロードページから、「Selenium Client Drivers」のうち「Launguage」が「Java」のものをダウンロードする。 2011/07/09 時点の最新版は selenium-java-2.0.0。
このパッケージには、Java のクライアントが含まれており、単体でも HtmlUnit、Firefox、Internet Explorer、Opera を操作できる。 利用時には、selenium-java-2.0.0.jar および libs/ フォルダ内の全 jar ファイルをクラスパスに追加する。
サーバのダウンロード
WebDriver サーバは、 SeleniumHQ サイトのダウンロードページ もしくは Google Code サイトのダウンロードページ からダウンロードできる。 ChromeDriver のみ Chromium チームによって開発されており、Chromium サイトからのダウンロードとなる。
テストしたいブラウザ | ダウンロードページ | ページ内の探し方、ファイル名の例 |
---|---|---|
HtmlUnit |
SeleniumHQ のダウンロードページ もしくは Google Code のダウンロードページ |
「Selenium Server」 selenium-server-standalone-2.0.0.jar |
Firefox | ||
Internet Explorer | ||
Opera | ||
Chrome | Chromium のダウンロードページ | テスト環境の OS にあわせてダウンロード chromedriver_win32_14.0.813.0.zip など |
Android Browser | Google Code のダウンロードページ | 「Android APK」 android-server-2.0.2rc3.apk |
iPhone Safari | Google Code のソースコード | 開発者がビルドしてインストールする。 |
サーバは、コマンドラインで次のコマンドを実行すると起動できる。 ダブルクリック (javaw) でも起動するが、ウィンドウが出ないため終了させづらいので注意。
java -jar selenium-server-standalone-2.0.0.jar
ChromeDriver の場合、chromedriver.exe 等を通常のアプリケーションとして起動する。 Android の場合、APK ファイルをデバイスにインストールし、Android アプリケーションとして起動する。 iPhone の場合、ソースコード内の「iphone/iWebDriver.xcodeproj」を Xcode で開き、ビルドしてインストール・起動する。
クライアント
WebDriver クライアントは、 SeleniumHQ サイトのダウンロードページ からダウンロードできる。 Java 版はクライアントのみでも HtmlUnit、Firefox、Internet Explorer、Opera のテストができるが、 C#、Ruby、Python を使う場合にはあらかじめ起動済みのサーバに接続する必要がある。
使いたい言語 | ダウンロードページ | ページ内の探し方、ファイル名の例 |
---|---|---|
Java |
SeleniumHQ のダウンロードページ もしくは Google Code のダウンロードページ |
「Java」 selenium-java-2.0.0.zip |
C# | 「C# (Selenium WebDriver)」 selenium-dotnet-2.0.0.zip |
|
Ruby | RubyGems | gem install selenium-webdriver |
Python | Python Package Index | pip install -U selenium |
Java の場合、selenium-java-2.0.0.jar および libs/ フォルダ内の全 jar ファイルをクラスパスに追加する。 C# の場合、全 dll ファイルを参照に追加する。 Ruby および Python の場合、gem や pip を利用してインストールしてあれば利用できる。
次のステップ
- チュートリアル(未稿)
関連リンク
更新履歴
- 2011/07/09: 初版作成。