Export HTML

- ver(G). 1.2.0. / 2003.12.16.


この文書は Cassava Editor 用マクロファイル「Export HTML」についての説明書です。
Export HTML を利用すると Cassava Editor に読み込んだ CSV ファイルを HTML ファイルへと変換することができます。

Step 1:

解凍したアーカイブの『here !!』フォルダに含まれているスクリプトファイル「lite.html.cms」と「std.html.cms」を Cassava Editor のインストールディレクトリにある『Export』フォルダへコピーします。
これでメニューの [ファイル] - [エクスポート] から lite.html または std.html という拡張子で保存できるようになります。

Step 2:

エクスポートの対象となるセルは、なにも選択していない状態か、すべてを選択している状態ならすべてのセルで、そうでなければ選択中のセルになります。

Step 3:

セルに入力したデータに [A] [B] [C] [D] [E] といったマークを含んでおくと HTML 文書への変換時にセルの背景色やテキストの位置など、いくつかのデザインスタイルを付加することができます。
複数のマークを含ませた場合は [A] に近いものが優先されます。
どんな背景色にするかなど、設定の詳細は『Export』フォルダへコピーした「lite.html.cms」と「std.html.cms」のスクリプトファイルをメモ帳などで編集して行います。
他にエクスポート時に改行タグ <BR> に置き換わる [CR+LF]、エクスポートの終了と同時に Cassava Editor を終了させる [QUIT] のふたつのマークがあります。
std.html を選んでエクスポートしないとマークは反映されません ([CR+LF] [QUIT] はどちらでも有効)。逆に、lite.html を選ぶと装飾のないシンプルな HTML 文書が作成できます。
ちなみに、lite.html, std.html それぞれの対応するマークはエクスポート時に自動的に削除されます。

Step 4:

スクリプトファイルをメモ帳などで開くと、以下のような記述が発見できます。説明にしたがって "" の中を書き換えてください。
// preference.

	title="-"; <---- 文書のタイトル。ウェブブラウザのタイトルバーへ表示されます
	author="-"; <---- 文書の作成者で、ふつうあなたの名前 (例 : author="ひろき" )
	copyright="-"; <---- 文書の著作権保有者 (例 : copyright="ひろき" )

	baseBack="#ffffff"; <---- セルの通常の背景色 (値 : 16 進数カラーコードを # の後へ入れます )
	baseColor="#000000"; <---- セルの通常の文字色 (値 : 16 進数カラーコードを # の後へ入れます )
	baseSize="10"; <---- セルの通常のフォントサイズ (値 : 数字を。単位は pt になっています )
	baseWeight="normal"; <---- セルの通常のフォントの太さ (値 : bold で太字 )
	baseStyle="normal"; <---- セルの通常のフォントの斜体属性 (値 : italic で斜体 )
	baseDecoration="none"; <---- セルの通常のフォントの装飾 (値 : underline で下線、line-through で打ち消し線 )
	baseFamily="MS Pゴシック"; <---- セルの通常のフォント (値 : フォント名をひとつだけ )
	baseAlign="left"; <---- セルの通常のテキストの横位置 (値 : left が左寄せ、right で右寄せ、center で中央揃え )
	baseVertical="middle"; <---- セルの通常のテキストの縦位置 (値 : top が上寄せ、bottom で下寄せ、middle で中央 )

	markupABack="#bf0900"; <---- [A] タグでマーク付けされたセルの設定。項目の内容はほぼ上といっしょ。
	markupAColor="#ffffff";
	markupASize="10";
	markupAWeight="normal";
	markupAStyle="normal";
	markupADecoration="none";
	markupAFamily="MS Pゴシック";
	markupAAlign="left";
	markupAVertical="middle";
	markupAWrap="yes"; <---- テキストに改行を許すかどうか (値 : no で改行しない設定になります)

	markupBBack="#4bb579"; <---- [B] タグでマーク付けされたセルの設定。項目の内容はほぼ上といっしょ。
	markupBColor="#ffffff";
	markupBSize="10";
	markupBWeight="normal";
	markupBStyle="normal";
	markupBDecoration="none";
	markupBFamily="MS Pゴシック";
	markupBAlign="left";
	markupBVertical="middle";
	markupBWrap="yes";

	markupCBack="#345678"; <---- [C] タグでマーク付けされたセルの設定。項目の内容はほぼ上といっしょ。
	markupCColor="#ffffff";
	markupCSize="10";
	markupCWeight="normal";
	markupCStyle="normal";
	markupCDecoration="none";
	markupCFamily="MS Pゴシック";
	markupCAlign="left";
	markupCVertical="middle";
	markupCWrap="yes";

	markupDBack="#eeeeee"; <---- [D] タグでマーク付けされたセルの設定。項目の内容はほぼ上といっしょ。
	markupDColor="#000000";
	markupDSize="10";
	markupDWeight="normal";
	markupDStyle="normal";
	markupDDecoration="none";
	markupDFamily="MS Pゴシック";
	markupDAlign="left";
	markupDVertical="middle";
	markupDWrap="yes";

	markupEBack="#dddddd"; <---- [E] タグでマーク付けされたセルの設定。項目の内容はほぼ上といっしょ。
	markupEColor="#000000";
	markupESize="10";
	markupEWeight="normal";
	markupEStyle="normal";
	markupEDecoration="none";
	markupEFamily="MS Pゴシック";
	markupEAlign="left";
	markupEVertical="middle";
	markupEWrap="yes";

// end preference.

Step 5:

解凍したアーカイブの『bundle』フォルダにマークつけに便利なマクロファイルが入ってます。Cassava Editor のインストールディレクトリにある『Macro』フォルダへコピーして、メニューの [オプション] - [マクロ] から使用してください。
これら付属のマクロも選択中のセルに処理を実行するものです。

このマクロファイルは自己責任で使ってください。
こちらでは、このマクロファイルの使用によるトラブルについて一切保証することはできません。

よくわからない人はマクロファイルのプログラム部分はあまりいじらないでください。プログラミングの知識があって、あなたと、あなたに関係する人々にとって正しく有益であるならば、元のプログラムをベースとして改良は自由に行ってくださってけっこうです。
その際、著作権表記は削除しないでください。あなたの名前を追記するのは自由です。

Log:

 2003/12/16

   1.2.0。
   選択されたセルだけをエクスポートする機能追加。
   [QUIT] マーク追加。
   付属マクロを整理。

 2003/10/05

   1.1.5。
   1.1.0 の機能を削いで高速化。
   マーク付け用のふつうのマクロが付属。

 2003/07/09

   1.1.0。
   とりあえず実用レベル。

 2003/07/03

   1.00。


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