設定ファイルを用意することでツールバーをカスタマイズできます。 今のところ GUI でのカスタマイズ手段は用意していません。
設定ファイルは、このページで説明する書式に従って作成し、 「ToolBar.csv」という名前で Cassava.ini と同じフォルダに置いてください。 Cassava.ini はユーザフォルダ内の AppData\Roaming\Asukaze\Cassava、 もしくは Cassava.exe と同じ場所にあります。
ToolBar.csv のフォーマット
ToolBar.csv は列数 3 の CSV ファイルです。 ファイル形式宣言、 ツールバー定義、 ボタン定義 から構成されます。ファイル形式宣言
ファイルが Cassava Editor のツールバー設定であることを宣言します。 1 行目の 1 列目(ファイルの先頭)に「(Cassava-ToolBarSetting)」と記述してください。 この宣言が一致しない場合、ファイルは無視されます。 2 列目と 3 列目は何も記述しません。
1 列目 | 2 列目 | 3 列目 | 説明 |
---|---|---|---|
(Cassava-ToolBarSetting) | 1 行目に必ず記述します |
ツールバー定義
ツールバー(ボタンの置かれるパネル)を定義します。 実行中はツールバーの単位で場所を動かすことができます。 ツールバー定義は、1 列目に「#」から始まるツールバー名を書きます。 2列目に、ツールバーに表示するビットマップ画像を指定します。 3 列目は何も記述しません。
画像ファイルは、縦16ピクセルで、必要な数だけ 16x16 のサイズの画像を横に並べてください。 灰色(C0C0C0)が透明色となります。
標準のツールバーを使う場合、ツールバー名を「#1」または「#2」とします。 ツールバー名を「#1」とすると、「新規作成」から「やり直し」までの 8 個のボタンが暗黙的に作られます。 ツールバー名を「#1」とすると、「ソート」から「1 列目を固定」までの 13 個のボタンが暗黙的に作られます。 標準のツールバーでは画像ファイル名は省略可能ですが、他の画像ファイルを指定してもかまいません。 標準のツールバーにボタンを追加することもできます。 ただし、標準のツールバーを複製する(「#1」を 2 回以上書く)ことはできません。
画像ファイル名として 2 列目に「#1」または「#2」と記述すると、 標準のツールバーの画像を使うことができます。
ツールバーを下の行に配置するには、1列目に「====」と記入します。
1 列目 | 2 列目 | 3 列目 | 説明 |
---|---|---|---|
#ツールバー名 | 画像ファイル名, #1, #2 | 新規ツールバーを配置します | |
#1, #2 | 画像ファイル名(省略可) | 標準のツールバーを配置します | |
==== | 以降のツールバーは 1 つ下の行に配置されます |
ボタン定義
1 つ 1 つのボタンを定義します。 1列目に画像の番号(一番左が0)を、2列目にボタンの名前を、3列目に処理を書きます。
ボタンの名前はボタンにマウスを乗せると表示されます。 また、ボタンの名前を「-」とするとセパレータとなります。
3列目がメニューの名前(キーカスタマイズ用のファイルに出力されるものから 「mn」を除いたもの)と一致する場合、そのメニューが実行されます。 3列目がマクロフォルダ内のファイル名と一致する場合、そのファイルのマクロが実行されます。 それ以外の場合、3列目の内容がマクロとして実行されます。
1 列目 | 2 列目 | 3 列目 | 説明 |
---|---|---|---|
画像番号 | ボタン名 | メニューの名前 | クリックするとメニューを実行します |
マクロファイル名 | クリックすると該当ファイルをマクロとして実行します | ||
マクロスクリプト | クリックすると記述された内容をマクロとして実行します | ||
- | ボタンとボタンの間にセパレータを挿入します |
3列目にメニュー名を指定した場合、ボタンの有効/無効はメニューと同期します。 また、「OpenHistory」を指定した場合、ファイル履歴のドロップダウンボタンが表示されます。
サンプル設定ファイル
- サンプル設定ファイル (ToolBar.csv)
- サンプル画像ファイル:
1 列目 | 2 列目 | 3 列目 | 説明 |
---|---|---|---|
(Cassava-ToolBarSetting) | ファイル形式宣言 | ||
#1 | 標準のツールバー | ||
#2 | 標準のツールバー | ||
==== | #Sample は次の行に配置される | ||
#Sample | sample.bmp | 新規ツールバー | |
1 | Hello, World | MessageBox("Hello, World!"); | マクロスクリプトを直接記述 |
0 | カレンダー | Calendar.cms | マクロファイル名を指定 |
- | セパレータ | ||
2 | マクロ編集 | MacroOpenFolder | メニュー名を指定 |